<カインハースト> 古くから貴族たちは血を嗜んでいた。 血の病によって獣となると、従僕たちに処理させていた。 血の赤子は血族の悲願 ・女王アンナリーゼ 血の穢れを啜る。血の女王。不死。 カインの証はアンナリーゼを守る近衛騎士の証。 ・ローゲリウス 穢れた秘密を隠すため王冠を被る。 /カインハーストの騎士 貴族たちの従者。血の狩人たち。懐古主義的で大袈裟。 エヴェリンを愛用 /血の狩人 女王と契約を交わしたカインハーストの血族。死血の中に血の穢れを見出す ・マリア 女狩人。ゲールマンに師事した最初の狩人たちの一人。 「落葉」の持ち主だったが、心弱き故「落葉」を井戸に棄てる。 大聖堂最上部・時計塔の巨大な星見時計の裏側の部屋はマリアの住処。 不死の女王の傍系だがゲールマンを慕う。 *落葉 マリアの狩武器。「千景」と同邦。血の力ではなく高い技量を要求する名刀。 *千景 アンナリーゼを守る近衛騎士たちが用いた異邦の武器。血を這わせることで血刃を形作る <ビルゲンワース> 医療教会の源流。 かつて史学と考古学の学び舎だった。 ・ウィレーム ビルゲンワースの学長。湖に秘密を隠した。 人の思索のありかたに絶望し、高次元思考者たるを目指した。 自らの頭、脳の中に思考の瞳を欲したのだ ・筆記者カレル ビルゲンワース学徒。人ならぬ上位者の音を記録しカレル文字と称した。 ・ドーレス 禁域の森の墓守。 かつてウィレームに仕えた二人の下僕のひとり。 地下遺跡の神秘に見え正気を失った。 もう一人は合言葉の門番。 *鎮静剤 ビルゲンワース発祥。 濃厚な人血。 血の医療へと繋がる <医療教会> 精霊を媒介に高次元暗黒に接触し遥か彼方の星界への交信を試み、すべてが徒労に終わった /医療教会の狩人 多くは下級の医療者。獣の病の罹患者、疑いのあるものを発症前に処理する予防の狩人。 教会の狩りは一種の医療行為である /教会の特殊医療者 白フードを着用。 黒い予防の狩人たちの上位。実験に裏打ちされた血の医療と獣の病の専門家。 /やつし 医療教会の狩人のなかで市井に潜むもの。 /処刑隊 医療教会の禁忌である「血の穢れ」を追う。 カインハーストと敵対する組織。 ・ローレンス 医療教会初代教区長。初めての聖職者の獣。 人の頭蓋は悪夢の中にしか存在しない ・ルドウイーク 医療教会の狩人の端。 聖剣のルドウイーク 輝く剣の狩人証を持つ狩人たちは聖剣の二つ名で知られる 神秘の剣・月光の聖剣とルドウイークの長銃を用いる 狩人に、老ゲールマンとは別の流れを生み出した ・シモン 医療教会最初期の狩人。銃器を忌み嫌い、工房が誂えた弓剣を使う。 弓で獣に挑むと嘲られた。 ・殉教者ローゲリウス 処刑隊を率いる。  <メンシス学派> 医療教会の上位学派。隠し街ヤハグルを主宰・拠点とする。 六角柱の鉄檻を被る。 ・上位者メンゴー /黒フード(鉄兜) 隠し街の狩人たちの装備。 狩人とは名ばかりの人さらい共。メンシス学派。 <聖歌隊> 医療教会の上位学派。聖堂街上層に拠点。 大聖堂の膝元にあった孤児院はかつて学習と実験の舞台となり 幼い孤児たちはやがて医療教会の密かな頭脳となった。 ビルゲンワースから思索を引き継ぐ学術者。 道を違えた今も学長ウィレームの直系を示す目隠し帽を纏っている 特殊な狩道具「聖歌の鐘」を使う 星の瞳の狩人証を発行する 見捨てられた上位者とともに空を見上げ、星からの徴を探す。 *彼方への呼びかけ 聖歌隊の秘儀のひとつ *金のペンダント 教区長エミーリアのペンダント。医療教会の長、教区長に代々受け継がれた。 <医療教会の工房> 狩人の仕掛け武器の二派の一方。 聖堂街のどこかにひっそりとあったという。 かつて狩人証を発行していた。 もはや工房はない。 銀の剣は教会の狩人の象徴。 輝く剣は狩人ルドウィークの直系。 狩人装束の多くは工房製。 <火薬庫> 工房の異端。火薬庫も今は無い。 <オト工房> 古い一会派 火薬庫の前身。 撃鉄の狩人証を発行。 ・アーチボルド 医療教会の工房の変人。 雷光ヤスリ・(小さな)トニトルスを制作 雷光の狩人証を勝手に発行していた。 --------------------------------- その他 +連盟 連盟以外見えない虫を踏み潰すことが使命。虫は人の淀みの根源。 -オドン教会 オドンの地下墓の先、聖堂街の中心にある、人気のない廃教会 -大聖堂 -もう一つの大聖堂 狩人の悪夢にしかない。 かつて医療教会が秘した実験棟がある 最上部・時計塔 巨大な星見時計の裏側の部屋はマリアの住処 地下牢最深に一人の狂った男が囚われている ・古狩人ヘンリック スローイングナイフを愛用。 ・古い狩人デュラ パイルハンマーを愛用。 ・古狩人ガスコイン 異邦の聖職者。最終的に教会と袂を分かっている。 ・獣喰らいのヴァルトール 古い狩人。回転ノコギリを使う ・狩人ブラドー 医療教会の刺客。瀉血の槌を使う。 友を狩った後、友の頭皮と獣皮を被り地下牢最深に自ら籠る。 教会に音のならない鐘を与えられる。 ・のろまのガラシャ 大柄な女狩人。ガラシャの拳を使う ・背教者イジー 禁じられた狩道具「獣の咆哮」を使用。 ・アイリーン 鴉羽の狩人狩り。 *鴉の狩人証 狩人狩りの証。代々ひとりだけにひっそりと受け継がれた。多くは異邦人。 *小さなオルゴール ヤーナムの少女の両親の思い出の曲が流れる。 ヴィオラとガスコイン /最古の番人たち 上位者の眠りを守る番人たちはその姿と魂を業火に焼かれ、灰として永き生を得たという *古い狩人の遺骨 老ゲールマンの弟子、「加速」の使い手のもの /軟体生物 上位者の先触れ。 医療教会は総じて精霊と呼ぶ ・エーブリエタース 見捨てられた上位者。 星の娘。 かつてビルゲンワースが見え、地下遺跡に宇宙を求めた探求の始まりとなる のちの聖歌隊につながってゆく ・マダラスの双子 禁域の森の住人。 言葉を持たず、毒蛇とともに育ち、狩人になった 獣を腑分けし村人たちの禁忌の研究に供した。 /トゥメル 地下遺跡を築いた古い種族。 神秘の知恵を持った人ならぬ人々であったといわれている ・鐘を鳴らす女 トゥメル人の狂女であろう /ローラン 砂の中に消えた悲劇の地。 悲劇の所以は獣の病であったといわれている *イズの大聖杯 聖歌隊の礎となる。ビルゲンワース以来はじめて地上に持ち出された大聖杯。 エーブリエタースに見えさせた。 ・ヨフセカ 女医 ・アリアンナ 聖堂街の娼婦 かつて教会の禁忌とされた血に近い *白い丸薬 かつて旧市街を蝕んだ灰血病の治療薬 >灰血病 獣の病蔓延の引き金になった /青ざめた月との邂逅 狩人と狩人の夢のはじまりとなった /姿なき上位者オドン 穢れた血が神秘的な交わりをもたらした /メンゴーとの邂逅 メンシスにできそこないの脳みそをあたえた